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部屋を見渡したとき、本と服さえ片づけばほとんど片づくな……と思ったこともありました。
でも、やめてください。
ヲタクに「本から片づけよう」はハードルが高すぎるんです。
理由は言わずもがなだと思うのですが、「よっしゃやるぞ!」と思い立ち、居並ぶ本を前にして「今日こそは!」と思ったとしても、やってるうちに「やっぱりこれは残そう」「あーこれこんなところにあったのか」「せめてもう一回読み直してからにしようかな」などなどと本の持つ魅力に流され、数時間経っても「ほとんど何も変わっちゃいねぇ(むしろ散らかった)」というようなことになる可能性が非常に高いためです。
これは仕方のないことなんです。
だって、本をたくさん持っている方は、本が好きだから。
今現在、本棚に並んでる本は「もしこの本を持っていない状態で本屋さんでみつけたら買う」本たちなので、そうそう手放せるはずがありません(これはわたしが自分の部屋の片づけでずっと言い続けてきたことです)。
だから本棚は後回しです(本に限らず、自分の生きる軸になってるモノは後回しに)。
「片づけ」のモチベーションには限りがあります。
さくさく進まないと、どんどん削がれていって小さくなって消えてしまいます。
なので、部屋の中で場所を取っているモノ=自分にとって重要なモノほど後にした方がいいのです。
それ以外のモノを片づけていく中で、自分なりの「不要なモノ」判定基準ができてからにします。
では逆に、「書類は感情が入らず、要不要がわかりやすいから片づけやすい」という判断もあるにはあるのですが、
・書類整理が好き、もしくは苦手なことから片づけるタイプ
・書類区分がわかる、もしくはわかる人と一緒に作業する
の要件を満たさない方は避けた方が無難です。
要は、「書類整理が苦手でやってるとテンション下がるよー」って方は、一人で片づけ作業を行う場合、ここからやってしまうのはやめておいた方がいいということです。
なぜなら、「片づけ」への気力体力が削られるうえに、下手したらここさえも終わらず、ますます「片づけ」への苦手意識だけが積み上がる結果になるためです。
どこから片づけたらいいんだ問題①では、〝外で闘うヲタク〟さんに化粧品から片づけることを提案いたしました。
今回の対象は〝一人暮らしの方〟を含む、〝家全体の掃除を担っている方〟です。
片づけには「モノ別」と「場所別」という方式があります。(さらに、最近勉強を重ねているうちに新たに「コト別」でも成り立つのではないかと仮説を立てています。また解説できる段階まできましたら、ご紹介できればと思います)
今回は明確に「場所別」の片づけを指定いたします。
ズバリ、玄関です。
最も人目に触れやすい場所ではありますが、意外と玄関がスッキリ片づいているという方は多くはありません。
「片づけなきゃ」と思い立ったら、まず玄関を徹底的に片づけてみてください。
気持ちの良い場所、立っていてウキウキしてくるくらいまで!
この効能は、家を出かけて帰ってぃたときに効いてきます。
疲れて帰ってきてドアを開けたら、ウキウキするほど片づいた玄関が出迎えてくれる。これはかなり幸せなことです。
家に帰ってきた嬉しさが二乗されます。
また、先に申しました通り人目に触れやすい場所なので、例えば宅配便の方が来たときなどにも安心していられます。なんなら胸を張っていられます。
これもまた、精神衛生上とてもプラスに働きます。
ガッと時間を取って片づけをできず長期戦になる場合、最大のポイントにして最大の難関はモチベーションの維持となります。
それでも玄関を片づけ、玄関だけでも片づいた空間をキープし続ければ、帰ってきた瞬間の気分を上昇させることで、モチベーションの継続にも一役買ってくれます。
以上、「どこから片づけたらいいんだ問題②」でした。
よければどうぞ実践して、片づいた気持ち良さを体感してみてください。