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理想の部屋、と言われてどんな部屋を思い浮かべますか?
多くの人がこの質問に、インテリア雑誌の1ページのような生活感のない空間を思い浮かべます。
真剣に問いたいのですが、その思い浮かべた部屋は、あなたにとって居心地の良い部屋でしょうか?
「生活感のない部屋こそが片づいている部屋としての正答である」という意識は予想以上に根強いです。
もちろんインテリアの本を眺めて夢をふくらませるのは楽しいし、大事なことです。
ただし、基本的に撮影のために整えられた部屋であることを意識の片隅に置いて見ることをオススメします。(実際に、インテリア雑誌の撮影に関わる片づけ師の方に「あんなのはそのときだけ写真のために映る場所を整えてるだけだから、目指しちゃダメ!誰もあんなふうに住んでないから」と強く言われたこともあります)
部屋は撮影するためのものではなく、暮らしていく場です。
写真に撮ってみて多少雑然としてる様子でも、住み心地の良い空間であることの方を重視してください。そっちを選ぶことに、罪悪感や敗北感を感じる必要はありません。
むしろ、自分ナイズされた空間を生み出せたことを誇っていいのです。
ヲタ式片づけでは「理想の部屋」をこう定義しています。
“住んでいるひとが幸せを感じ続ける部屋”
例えば、「座ったまま手の届くところに使うモノがぜんぶあるのが幸せ」なら、それは「理想の部屋」として大正解なんです。
現実的に空間を調えていく上で、理想に優先順位をつけていくことが重要です。
「生活感のない部屋がずっと憧れだった、優先順位1位!」と迷わず思う場合は、それをキープできる工夫に力を注ぎましょう。
そうでないようなら居心地の良さを追求し、そこにさらに「オシャレな雰囲気」を求めるなら両立する工夫を重ねていくこともできます。
「理想の部屋」を考えるとき、浮かんできた「インテリア雑誌のような生活感のない部屋」は優先順位の何番めかを作業に入る前に整理しておくのも真に居心地の良い部屋へ至る近道です。