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◎片づけなきゃな〜と思いつつ、他の人もこんなもんだろうし…となんとなくあきらめてる
◎モノが好きで、多い
◎手芸などをよくするため、素材系がとくに多い
◎お店で素敵だと思ったら買わずにはいられないけど、家に帰って適切に置く場所がなくて悩む
そんな方にオススメなのが、
紺成美緒さんの『片づけと整理のグッドアイディア集』(WAVE出版)です!
この御本の特徴は二つ。
1、「片づけのプロ」が書いたものではなく、部屋を片づけられなかった著者の実体験に基づいた試行錯誤の中で有効だったアイディアが詰まっている。
2、本文11ページ目の写真
とくに、本文11ページ目の写真。
衝撃を受けます。
画像を掲載したいところですが、出版物の中身を許可なく撮って掲載することは著作権法違反なので(文字での引用は引用元を示していれば可)、言葉で説明しますと、
「あぁ〜散らかってる……本気で散らかってる部屋だ!わかる!!」
という生々しさのあるお写真です。
わたしも、いろんなことにめちゃめちゃ疲れてて、「もう本当になんとかしなきゃ……」ってところまで自分の部屋が散らかってたことがあるので、ものすごく共感してしまいました。
この状態の部屋って、本当にくつろげないし、でも……そう、でも、本人には見慣れてしまって、あとどこから片づけたものか見当もつかなくて、ぜんぜんよくない「まあいっか……」で日々が過ぎていったりするんですよね……
ほんと、「わかる!!」でした。
すごいと思ったのは、この一枚を御本に掲載なさったことです。
本当に散らかっている方ほど、人目に触れさせる勇気は持てないと思っています。もちろん、それは責められることではありません。当然です。
例えば、ビフォーアフター見本にも掲載させていただいているキンハムさんのお部屋の画像ですが、ツイッターにて「ビフォーの状態ですでに片づいている」とのお声が散見しました。
その通りです。
人の基準はそれぞれなので一概には言えませんが、キンハムさんのお部屋は少なくとも極限状態ではありませんでした。ただ、あくまでわたしの目から見た限りではそうなだけで、キンハムさんご自身は限界だと感じておられたのもまた、間違いではありません。(そう思われつつ掲載許可をいただけたことに本当に感謝しております)
100%とは言えませんが、過去払拭型の方は比較的極限状態に至りやすいように思います。依頼者さまの部屋の画像は当サービスの宣伝材料ではありませんので、許可をいただいていないお写真は載せることはありません。ビフォーアフター見本に過去払拭型の方がいらっしゃらないのも同じ理由です。
(ついでに重ねて述べてますと、当然のことですが片づけ作業にあたり部屋で見聞きしたもの、金銭に関わるものはもちろん趣味や創作物などについても、秘密を厳守いたします。わたし個人がどんなに親しい相手だろうが家族だろうが、話題にすることはありません。少なくともわたしが友人だと思っている方にそういった話題を迫ったり秘密を話すことで関係の深さを測ったりするような人はおりませんので、その点ご安心ください。)
ただ、「一見して片づいて見える部屋」が本当に片づいている、あるいは居心地のいい部屋であるとも限りません。
このことについては別の記事で詳しく述べたいと思います。
それはそれとして、なんとなく部屋が散らかってるなと思ったら、自分で自覚するために誰にも見せないと決めて一枚撮ってみてください。
毎日見てる自分の部屋って、なんとなく散らかってるな〜とは思っていても、案外客観視できてないものです。
スマホなどでの撮影は事実をありのままに見つめるためにとても有効です。
パシャリ。撮ってみると、わりとまじで「え、ナニこれ……」ってなります。
よかったらさらに、お出かけ先のインテリアショップなんかでそっと見てみてください。ビビります。
こんなに散らかってるのか! ってなります。なりました。
自覚は問題解決のための第一歩です。
撮影はとても効果があります。
ご本ではその自覚に基づき、冒頭で「なぜ片づけに取り組もうと思ったのか」を述べてらっしゃるのですが、11ページ目のお写真一枚で説得力がめちゃめちゃあります。
また、「ここまで散らかった部屋の主でも、きちんと片づけて暮らすことが実現できるもの」だという心強い実例として、気持ちを支えてくれるご本だと思います。
このお部屋から、冷静に持ち物を分析して、工夫して、工夫して……遊びにきた方が自然と褒めてくれるほどのお部屋に。
すごい努力です。
そして、その工夫の一つ一つが丁寧に掲載されています。
モノが大好きで、素材の布がかさばったり、ラッピングの袋や箱が捨てられなかったり……という方にはとくに、同じ悩みを解決していく過程を追体験できるのでオススメです。
また、「この状態からこう考えて、これから始めた」ことがよくわかる冒頭部分は、「どこから手をつけていいかわからない」という方はぜひ読んでみてほしい文章です。
工夫する過程で生まれた、簡単なアイテムの作り方や取り組みやすいDIYの方法なども掲載されています。
「片づけのプロじゃない、部屋が散らかっていた人」が、「実際に片づけていった工夫」が詰まった、リアル感にあふれた一冊です。
絵や写真も多いので、興味のある方はどうぞお手にとってみてください。
3/17追記
Amazonの「なか見!検索」にて、本文を途中まで閲覧できることを教えていただきました!
11ページ目も見ていただけますので、気になる方はどうぞ閲覧してみてください。
『片づけと整理のグッドアイディア集』Amazonページ
(表紙画像の上「なか見!検索」ボタンクリック)