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前編はこちら
せっかく文房具のプロにお会いしたので、神戸の品以外のオススメ文房具も教えてもらいました。
まずはこちら。ペンかな?と思ったら、
ハサミでした。
携帯はさみTwiggy(¥650+税)。これだけコンパクトなら、筆箱の中でも邪魔にならなさそうです。
あまりにもびっくりしたので実演していただきました。(リンク先はTwitter)
ハサミでした。使い心地も良いそうです。
使い心地の良さでもう一点、同じくペンサイズの修正テープ、ノック式WHIPER(¥250+税)。
中身詰め替え式で、こちらも愛用者の多い人気商品だそう。
細幅は確かに便利!
ハサミといい修正テープといい、日々使うなじみのものと思って油断してると進化にびっくりします。
誰もが使う道具だからこそ、日進月歩で進化しているんですね。
手帳・カレンダーコーナーも、こだわりのセレクト。
ポイントは「月」です。
月齢を意識に留めて暮らす方へ向けて、普通のお店にはちょっとないタイプの手帳も取り揃えられています。
店長オススメはこちらのスケジュールシール「月の満ち欠け」(¥250+税)。
特別な月や満ち欠けを、お手持ちの手帳やカレンダーにマークできます。
しっかり日付も載っているのが嬉しいポイント。
こちらの棚に並ぶのは、高級シャープペンシル。「ぺんてる」の海外ヴァージョンカラーの逆輸入など、他ではなかなか見かけないシャーペンが目白押しです。
こういった“ちょっと良い”シャーペンを使うのが、一部の高校生の間で流行しているのだとか。
店長が手にしたのは逆輸入版の「KERRY」。(¥2000+税、逆輸入でない定番品は¥1500+税)
キャップがついていて、それを後ろにつけてもノックできるという優れモノ。
この素敵さはムービーでご確認を。
かっこいい…!
持ってみると良い感じの重み。これなら授業のモチベーションも上がるかもしれない。
そんな棚の下の段には、遊びごころのある鉛筆たちが!
煙草です。(えんぴつです。¥50+税)
ダイナマイトです。(えんぴつです。¥50+税)
割り箸です。(えんぴつです。¥100+税)
そしてこちらはコンバース…の消しゴムです。(¥380+税)
底までしっかりコンバース!
文房具雑貨の役割は、時として人と人とを繋ぐことにも。
「くすっと笑えるものを集めました」、というこちらのコーナーには思わず笑顔になる品が満載です。
その下に並ぶのは、千葉の「夕方5時からユルく開いてる文具店・ぷんぷく堂」の品々。
関西で手に取れるのは珍しいです!
そして、こだわりのコーナーがこちら。
紙のアソート!
ずらりと並ぶのは、質感の違う紙を使用したメモ帳「memoterior」 (¥400+税~)。なんとすべてに試し書きができます。
「あえて試し書きをして味わってほしい」と店長。
紙と、紙へのこだわりを持つ方への心遣いが伝わってきます。
紙に文字を綴る、その楽しみを一層押し上げてくれる品を教えていただきました。
「Bortoletti」の硝子ペン(¥5500+税~)。
ナガサワ文具さんのバイヤーがイタリアの地で「これは!」と惚れ込んで以来、正規輸入代理店として取り扱っています。
試し書きをさせていただきました。
ここ神戸煉瓦倉庫店では、椅子に座って試し書きすることができます。落ち着いてペンを握れるのはとても良い心地でした。
このペンの驚きの特長は、ペン先の入れ替えができることです。
画期的!
どのように入れ替えるのか、実演していただきました。
見た目はもちろん、書き味も変わります。
硝子ペンとしてのみならず、多彩な使い方が可能でペン愛好家の間で大人気を博しているのだそう。
ペン先パーツのカラーも豊富です。
これ、本体と組み合わせて推しカラー硝子ペンも錬成できるのは…。
棚にはこのように並んでいます。
まるで魔法の杖を選ぶ気分に。
憧れの羽根ペンも!
(¥7200+税~)
貴族の持ち物だと思ってたので数万円はくだらないだろうと思っていたら、思いのほかリーズナブルでした。悩む…。
せっかくならお気に入りの一本をみつけ、それを大事にしたい。
でもどれも素敵すぎる…と悩める仔羊の前に、さらなる誘惑が。
硝子ケースの向こうの憧れ。
そう、ナガサワ文具さんを語る上で、万年筆は外せない品なのです。
こちらのペン先には、神戸のモチーフの一つ、風見鶏の絵柄が刻印されています。
こちらには「TRADE」のマークが!
このペン先は神戸煉瓦倉庫店限定です。
ペン先の扱いが難しい品には、初心者向けに説明書きをつけていただけるので安心です。
万年筆と共に語られるものがあります。
「Kobe INK物語」。
構想十年をかけて生まれたナガサワ文具さんの代表作とも呼べる品で、第10回日本マーケティング大賞にて奨励賞も受賞しています。
市内の地名やシンボルを色に宿した、まさに神戸を象徴するインク。
誕生のきっかけは、阪神大震災でした。神戸の土台が大きく崩れたあの日、そこから数々の支援を得て復興を経ていく街からの「返事」を綴るためにと考案されたそうです。
最初に完成したのは「六甲グリーン」「波止場ブルー」「旧居留地セピア」の3色。これらは神戸三原色として街を表現しています。
そうして生まれたインクは多くの人から愛され続け、今年12月4日にはさらに新色となる「西舞子パールブルー」「菊水ビオトープ」も登場。
現在はその新色も含め、限定色を除く70色を手にすることができます。(各色¥1800+税)
先ほどの硝子ペンでは、こちらのインクを使わせていただきました。
煉瓦倉庫店のみで販売されている特別色「HARBOR SKY」(¥1800+税)。
海を抜けた風の行き先を思わせる、気持ちのいい青。
もう一色、ご紹介いたします。
愛用者の方がとある特徴を発見され、SNSで話題になった魔法のようなインク。
その魔法の必需品がこちらの紙、「BANK PAPER」(¥800+税)。
他の紙に書いた時と、この紙に書いた時で、インクの色がまったく変わるのだとか。
空気に触れて、書いた瞬間から色が変わっていく様子がこちら。(やや長いので、じわじわした心地のアハ体験をお楽しみください)
同じインクです。確かに、まったく違う色。
このインクの名は「神戸ヒメアジサイ」。
神戸の市民の花として制定された紫陽花の名を冠するインクです。
それにしても、同じ品種でも土の性質で色を変える紫陽花にふさわしい色の変化はさすがです。
「偶然みたいですね〜、この変化を発見なさったのもファンのお客様です」と店長。
ぐ、偶然ですか…。いや、奇跡?
同シリーズの色から「beside」というオリジナルシリーズも誕生。
ブランド名は「いつも一緒に」という思いを込めて名付けられました。
シンプルで機能性を重視した鞄やパスケース等さらに多彩な品々へ展開しています。
限定カラーも含め、現在は8色が並びます。
鞄のタグがさりげなくポートタワー形です。可愛い。
一方、こちらはKobeINKのボトルをモチーフにしたグッズ。
七宝タイバー(¥1200+税)、七宝ピンズ(¥900+税)。
コロンとしていてとても可愛いです。
グラフィーロA5ノート(¥800+税)は65色の色を楽しめる贅沢仕様。
文具柄スタンプ(¥800+税)。
可愛いタッチの絵柄な上、郵送物の多い人に喜ばれそうな便利に使える柄多し。
見本はこちら。
文具沼・INK沼注意…!!
この業界でも「沼」と呼ばれるのですね。
ここの沼も深そうです。
というかこのお店自体もう沼の底の竜宮城じゃないですか。
「INK沼には「タミヤる」という言葉があります」と店長。
タミヤ…あのタミヤですか?
「インク仲間と違うインクを分け合う時に、タミヤの塗料調色用ボトル(中身のない空ボトル)を使うことから自然発生した言葉ですね。タミヤさんは塗料を混ぜて色を作る人のためにボトルだけでも販売されていて、サイズや蓋がきっちり閉まるところがインクにもぴったりなんです」
あのタミヤでした。なるほど…!
人が集えば文化が生まれる。こちらの沼もなかなか住み心地が良さそうです。
ナガサワ文具さんの中でも「北野工房のまち」内の店舗【KobeINK物語 by NAGASAWA】限定のサービスとして、お好きなKobeINKを10ccのタミヤ瓶に入れて購入する事が出来、インク好きの方々が集う場になっているそう。(2本1セットで¥1200+税)
さて、こちらの神戸煉瓦倉庫店は今年12月3日に6周年を迎えました。
2500円以上購入の方には限定ノベルティもプレゼントされます。(※数量限定のため、なくなり次第終了)
好きなものがたくさんあるのは幸せです。
新たな“好き”が待っている場所、ナガサワ文具さんで新しいお気に入りを探してみてください。
取材させていただき、ありがとうございました!
NAGASAWA文具 神戸煉瓦倉庫店
住所 兵庫県神戸市中央区東川崎町1−5−5ハーバーランド煉瓦倉庫南棟
電話番号 078-371-8130
ホームページ https://kobe-nagasawa.co.jp/store/kobe-rengasoko/
JR神戸駅、神戸市営地下鉄海岸線ハーバーランド駅から徒歩5分
(掲載情報は2018年12月現在のものです)